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2012年9月

2012年9月30日 (日)

親知らずについて

「親知らず」とは10代後半~20代にかけて生えてくる、
奥歯の更に奥にある4本の歯の事です。

人によって歯が生えない(歯が見えない)人や、
4本綺麗に生えそろう人、1~3本しか生えない人、
少しだけ歯が見える人などがいます。

更に他の歯よりも遅れて生えてくるので、
真っ直ぐ4本とも生えそろうのは極めて稀です。
もちろん真っ直ぐ生えれば虫歯も歯並びも心配ないのですが、
そうでない人の方が多く、歯並びの悪化や虫歯の原因になっています。

何故親知らずが生えると歯並びが悪くなるかというと、
日本人は顎が小さく、親知らずの生えるスペースがないからです。
(顎が小さくなるよう退化してきたが、歯の本数はあまり変わっていないため)
元から生えている歯を押し出すようにして生えるからです。

その過程で曲がって生えると、
奥歯と親知らずの歯の間に隙間が生まれ、
そこが虫歯の原因になってしまうのです。

何故日本人の顎は小さいかというと、
日本人は柔らかい食べ物を好むからです。
柔らかい食べ物ばかり食べていると、
顎の筋肉が発達せず、口も歯も歯を支える歯茎も育ちません。

よくテレビに出ている顔の小さな芸能人がいます。
確かに顔が小さくてイケメン・美系な人が多いですが、
顔が小さい=顎が小さいという事なので、歯並びが悪い人が結構います。
もし顔や顎が小さくて歯並びも良い人は、
既にテレビに出る前に歯列矯正をしている事が多いです。
もちろん奇跡的に顎が小さくても歯並びが良いという人はいるでしょうが(笑)
(そもそも「美」で売っているのに「食は疎か」ってどういう事?w)
(「美」で売っているのに歯並びが悪いってどういう事?って思っちゃいます)



歯並びが悪くなってしまった人が歯並びを良くするためには、
まず歯を移動させるスペースがなければなりません。

前述した通り、顎の小さい人は親知らずが生えるスペースがないため、
親知らずは他の歯を押し出すようにして生えてきます。

例えば親知らずが前に向かって生えると、
それによって全体的に歯が前へ押し出され、
歯と歯の隙間がなくなって歯の身動きがとれなくなります。

そんな状態でどんなに口の筋肉や舌の筋肉を鍛えても、
歯が移動するスペースがありませんから一向に歯並びは良くなりません。
一度そういう状態になると自分ではそう簡単に戻せません。

ので通常、歯医者さんで歯列矯正を行うためには、
歯を移動させるスペースを確保するため、歯を抜きます。
(人によっては健康な歯を抜かなければならない場合もある)

親知らずも健康に真っ直ぐ生えていない限り、
抜かなければ歯列矯正ができないので抜いてしまう事が多いです。
(ただし親知らずだからといって抜けば良いという訳ではない)

人によっては矯正をせず、親知らずだけ抜く人もいます。
歯列矯正は高額な事も多いため、
そこは自分の財布と歯医者さんと相談して下さい。
(やたら歯を抜きたがる歯医者もいるので注意)

親知らずを抜いただけで自然に歯並びが戻れば一番良いのですが、
親知らずを放置していた時間が長いと、
逆に歯と歯の隙間が生まれる事の方が多いようです。
ので、歯並びを治すためにはやはり歯列矯正をした方が良いかと・・・。



ちなみに歯を移動させるスペースの確保ですが、
歯茎へのマッサージで改善される場合が僅かながらですがあります。
(親知らずの影響を放置していると歯茎も歪んでしまう)

よくお湯で揉むように歯茎をマッサージしましょう。
強く押したり、ばい菌が入ったりしないように注意しましょう。

もちろん口の周りや舌の筋肉のトレーニングも忘れずに。

2012年9月25日 (火)

舌と口の周りの筋肉を鍛えよう

舌癖トレーニングの有名なものとして「あいうべ体操」があります。
これは舌のトレーニングをする事により、
舌の筋肉を鍛えて舌癖を改善させるというものです。

やり方は簡単です。
1.「あー」と口を全力で大きく開く。
2.「いー」と口を全力で横に開く。
3.「うー」と口を全力で前に突き出す。
4.「べー」と「え」の口で舌を全力で前に突き出す。


これを1セット?回=3セットやるだけです。
回数が?なのは各々の能力で決めて欲しいからです。

声は別に出しても出さなくても構いませんが、 出した方が口を大きく開ける事ができると思います。
口を大きく開けて口と舌をよく動かすのがポイントです。

何回かやってみると舌が少し後ろへ引っ込んだのが分かると思います。
ですがこれは一時的なもので1日経つと元に戻ってしまいます。
毎日続けて口や舌の筋肉を鍛える事で、効果を継続させる事ができます。

そうすれば舌癖が改善され、舌で歯を押す事が少なくなります。
ただし舌癖はこのトレーニングだけでそう簡単に治せるものではありません。
常に舌の位置を意識し、歯に当てないようにするようにしましょう。



ちなみにこのトレーニング自体には、 歯並びを直接治す効果はありません。

歯列矯正をしたことがある人は分かると思いますが、
歯並びを治すためには長い時間がかかります。
このトレーニングはあくまで口や舌の筋肉を鍛えたり、
ストレッチするためのものだとご理解下さい。

また「やり過ぎ」も禁物です。
普段口を大きく広げない方や顎の筋肉が弱い方など、
そういった慣れていない方がいきなりこれをやり過ぎると、
顎を痛める(顎関節症など)事があります。

これ以外にも口や舌の筋肉を鍛える方法はたくさんあります。
例えば「早口言葉」「リップロール=唇をブルブル」
「タングトリル=巻き舌」「カラオケ」などなど、
顔、口、舌を動かすものであれば何でもトレーニングになります。

特に矯正を現在されている方にやって頂きたいと思います。
舌や口の周りの筋肉を鍛えれば、
「矯正を止めたら元に戻ってしまった」という事を最低限防げるかもしれません。

2012年9月21日 (金)

舌癖とは?

歯並びが悪くなってしまう原因の一つに「舌癖」というものがあります。

舌癖とは読んだ字の如く「舌の癖」です。

舌の癖にはどういうものがあるかというと、
例えば上下の前歯を舌で押す癖や歯を舐める癖、
喋ったり食べ物を食べたり飲み物を飲んだりした時に、
舌で歯を押してしまう癖など色々あります。

これらの癖は自分では気付かない事が多いのが特徴です。
それによって以前の記事に書いた食事や睡眠のように、
生活習慣単位で蓄積されてしまいます。

1日2日舌で歯を押してもさほど影響はありませんが、
何週間何ヶ月何年と続ければ歯に必ず悪い症状が出ます。

舌で歯を押すという事は歯列矯正と同じ仕組みです。
歯に力を与え続ければ歯と歯の隙間が空いたり、
前歯が前の方にズレたりと、歯並びは悪くなってしまいます。

また、舌の筋肉の弱い方は普段の舌の位置が定まらないので、
リラックスしている時も誰かと喋っている時も、
食事をして何かを食べたり飲んだりしている時も、
普段から舌で歯を押してしまっています。
それによっても歯並びは悪くなってしまうのです。

それに関連して「舌っ足らず」や「滑舌が悪い」という人がいますが、
これはほとんどの場合、舌の筋肉や口の周りの筋肉がうまく機能しておらず、
発音がスムーズにできなくなっています。

そういう人の場合、舌や口の周りの筋肉を鍛えたり、
顔の皮膚をストレッチさせると発音がうまくできるようになります。
(もちろんトレーニングとストレッチを継続する事が必要)

特に「歯を矯正したのにしばらく経ったら元に戻った」
これはほとんどの場合、舌癖と口の周りの筋肉の衰えが原因です。

良心的な歯医者では歯の矯正と同時に、
舌・口の周りの筋肉を鍛えるトレーニングを指導してくれます。
が、残念な事に指導してくれない場合も多いようです。

歯を矯正しているという方は、
その間、舌や口の周りの筋肉を鍛えるようにしましょう。



ちなみに先天的に滑舌が悪くなってしまう人も中にはいます。
例えば舌の下にスジを「舌小帯」と言いますが、
これが生まれつき短い人がおり、
こういう場合は舌をうまく動かせません。

舌の先が下にあるスジに引っ張られ、
舌の可動域が狭まり、生活に生活に支障が出る場合があります。
酷い場合は手術が必要との事です。

2012年9月18日 (火)

寝ている時を考える

実は歯並びは寝ている時にも悪くなります。

よく「うつ伏せで寝る」という方はいらっしゃいませんか?
うつ伏せで寝るのが普通になると歯並びは簡単に悪くなってしまいます。

睡眠は1日7時間~9時間、
人によってはそれ以上摂っている人もいるかもしれません。

1日2日ではそれほど影響はありませんが、
睡眠も食事と同じように人間が生きていくためには必要不可欠なものです。

1日9時間だとすると1週間で63時間、
1ヶ月で270時間、1年で3285時間も睡眠に費やしています。
これは約137日分の時間に相当します。
10年続ければ1370日にもなります。

睡眠はそれだけ生活の上で占める割合が大きいものです。
ので、積み重ねればそれによる影響は計り知れません。

うつ伏せでは常に顎が敷布団(床)あるいは枕に接する形になります。
うつ伏せの状態で寝ている人は、
頭の重さが常に顎や歯に力がかかり続けます。

それによって顎や歯が移動しやすくなります。
実はこれ歯列矯正と同じ仕組みです。

歯列矯正も特別な装置で歯に力を与え続け、
それによって歯を正しい位置へ移動させています。

つまり睡眠でもそれが起こってしまうという事です。
そうしていつの間にか歯並びが悪くなってしまうのです。

可能な限り仰向けか横向きで寝るようにしましょう。

ちなみに仰向けがつらい人の多くは体に脂肪がついている事が原因で、
その重みによって呼吸がしづらくなっていることが考えられます。

歯並びのためにも体重を落とし、呼吸をしやすくしましょう。
そうすれば寝付きも良くなりますし、口呼吸も少なくなるので、
口付近が引き締まり、虫歯や歯周病などの予防にもなります。

また、枕を自分の高さに合わせる事も大切ですね。

2012年9月17日 (月)

食生活を考えよう

歯並びが悪くなってしまう原因の一つとして「食生活」も考えられます。

まず、歯は歯茎で主に支えられています。
そして唇や顔・口・顎周りの筋肉によっても支えられています。

これらが弱ってしまう事によって歯並びは簡単に悪くなってしまいます。
「簡単に」というよりは「知らない内に」と言った方が適切かもしれません。

例えば生活中に奥歯を噛みしめる事と言えば、
重いバーベルを使ったトレーニングと食事ぐらいですね。

ですが、食事に関しては人間が生きるために欠かせないものです。
誰もが行っている行為なので、
1日2日では人によってそこまで差が出るものではありません。

ただし1日3回行うだけの食事でも、
1週間で21回、1ヶ月で90回、1年では1095回です。
これを続けていれば10年で10000回を超えます。

生活習慣は1日1日の積み重ねです。
1日2日では影響がなくてもこれだけの回数があれば、
口や顎、歯、歯茎に何らかの影響がありそうです。

例えば食事で差が出るものとしては、
「どちらか一方の奥歯でしか食べ物を噛まない」
「顎を前に出して食べ物を噛む」
「食べ物を食べる・飲み込む時に舌で歯を押してしまう」
「よく噛まないで飲み込んでしまう」
「柔らかい物ばかり食べて歯を支える筋肉が衰える」
「糖分の多く含まれている食べ物や飲み物をよく食する」
等などが考えられます。

これらを上記の回数続けていると、
自分が気づいた時には既に歯並びが悪くなっているのです。
歯並びが悪い人と良い人とではここで差が生まれているんですね。

これは親による教育も影響しています。
「よく噛んでゆっくり食べるのよ」
それを守っているのと守っていないのとでは大きく違います。
何千回も積み重ねるものですからね・・・。

もちろん乳歯が抜ける時期が遅かったりしても、
歯並びは悪くなってしまいますが、
それ以外の部分ではやはり食生活による影響が大きいと思います。

2012年9月15日 (土)

口呼吸から鼻呼吸にしよう

歯並び(歯列)が悪くなってしまう原因を適当に考えます。

まず歯列が悪化する原因の一つとして、
呼吸の方法に問題があるという事が考えられます。

それが「口呼吸」です。

例えば朝起きた時に口の中が乾いている人は要注意です。
寝ている時に口呼吸になっているとイビキをかきやすくなりますし、
口の中の衛生状態が悪くなって虫歯になりやすくなります。

何故そのような事が起こるかというと、
口の中では様々な菌から歯や歯茎を守ってくれているのが唾液だからです。
口が乾燥すると唾液の量が減ってしまいます。

唾液は咀嚼する(顎を動かす)事で分泌されるので、
口が開きっ放しの状態では唾液があまり分泌されませんから、
どんどん口の中が乾いていきます。
そうして歯茎や歯、舌の衛生状態が悪くなる可能性があるのです。

また、口呼吸が習慣化し、普段から口呼吸となってしまっている方は、
常に口が開きっ放しの状態になります。
つまり、常に唇や口の周りにある筋肉が緩んだ状態になります。

歯は歯茎だけで支えられているのではありません。
顔の筋肉や唇などによっても支えられており、それで形を保っています。
口が開きっ放しの状態が続くとそれらが弛むので歯列悪化に影響します。



ちなみに歯列が悪い人には鼻炎の人が結構いらっしゃいます。
鼻炎だと鼻づまりになりやすくなり、口呼吸が習慣化してしまいます。
まずは耳鼻科で鼻炎を治療しておきましょう。
風邪をよく引きやすい人も同じです。

口呼吸を直し鼻呼吸を習慣化する事で、
歯列だけでなく、口臭や歯周病の予防も期待できます。
普段から口を閉じ、意識的に鼻呼吸をするようにしましょう。

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